いつにも増して澄んだ空となった土日、息子たちは人生で2回目の公式戦に参加してきました。 前回はサッカーを始めてから3ヶ月弱、しかも雨などで練習が出来ないことも多かったので、ほんの数回の練習で初めての公式戦を迎えました。 他のチーム(特に強豪)は、毎年1年生がそういう状態なのをふまえて、色々と詰め込んで来させるのですが、うちの子のチームは「こどもが自分で考える」がモットーなので、ほとんど何も出来ない状態で終わりました。 それから半年後。 今回は2度目の公式戦で、練習はたくさん出来ました。 プロの試合も観に行ったし、テレビで日本代表の試合も観ました。 練習試合も何回か経験して、色々なことを覚えました。 特にうちの子は夏休み中もがんばって通ったので、前よりちょっとはマシかな?なんて思っていたのですが・・・・・。 上の写真は試合前で、ご覧の通りふらふらと遊んでいました。 でも試合開始のホイッスルが鳴った後の動きが、それまでとは全く違うのです。 第1試合からみんなの目つきが違いました。 うちの子は試合中に私たちの方を見る癖があって、いつも私たちの姿を気にしながら試合をしていたのですが、その時は不思議なくらい私たちの声が聞こえていませんでした。 どこにいるかわかっていたはずなのに、こちらを全く見ず、ただただボールと、そのまわりにある無数の足を凝視し、「サッカー」に集中しているのです。 しかも気が強い方ではないので、ボールに群がる集団に入れず、こぼれて来たボールをパスすることしか出来なかったはずなのに、自分から集団の中に入って、足を出し、ボールを外に出して、ドリブルまでしちゃうんです。 「えぇ〜!?誰あれ、うちの子??」と言いたくなるくらいの変貌ぶり。 うれしさと誇らしさと楽しさと信じられない気持ちと・・・。 いろんな想いでいっぱいになりました。 もちろん、他の子も目を見張るような成長ぶり。 転んで血が出ても、疲れてぜぃぜぃ言っていても、みんなすごい集中力でがんばっていました。 結果は決勝トーナメントに進んだものの、敗退してしまったので、かろうじて順位がわかるくらいの位置に終わったのですが、コーチも私たち親も「見ていて楽しかった」「みんなががんばっている姿がすごくうれしかった」と同じことを口にしていました。 何人かの子は悔しくて涙ぐんでいましたが、きっとその方が次を目指してがんばれると思います。 コーチの「こどもが自分で考えてやるから、お父さん、お母さんは口を出さないで下さい」と言う指導を、信じて来てよかったな、と思いました。 だってコーチが色々と指導して出来るようになるのは当たり前で、それが出来ない時にこどもが、「勝てたけど、ぼくはコーチの言ったことが出来なかった。レギュラーになれないかも知れない」なんて思ってしまったら、先が見えないですからね。 それよりも上手い子も下手な子もいろんな子がいるチームで、色々な経験をしながら強くなれば、きっと、どのチームよりもいいチームになれるはず。 次の公式戦は来年の初夏。 またたくさん練習が出来るので、がんばってほしいです。
by almanacforkids
| 2007-11-19 17:45
| こども
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