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福祉はお手伝い
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今日は福祉のお仕事の研修でした。

老若男女、いろいろな方が少しでも他人のために役に立ちたいと勉強されている様はなんだかステキでした。

最近、こどもたちに「他人を助ける意思・意識がないらしい」という話を聞いたのですが・・・。

帰りの電車に乗る時、視覚障害者の方が杖をついてホームを歩いていました。

私は気になって、何か困っている風だったら声をかけようと、ちょっと遠目から見ていました。

周りにいる何人かが気にして見ていたのを知っていましたが、電車が来てもその人が乗ろうとしなかったので、声をかけに行こうかと思ったら、一番近くにいた学生らしきお兄さんがちゃんと声をかけてあげていました。

その姿を見ていたら、ちょっと気持ち悪いですが、自然と顔がほころんでしまい、安心して電車に乗ることが出来ました。

いい話でしょう?

周りにいる大人が当たり前のようにそういうことをしていれば、こどもたちにも他人を助けようとする意識は自然と芽生えます。

でも今は、かえって迷惑になるんじゃないかって言う人もたくさんいます。

私がやろうとしている福祉事業を利用している方々も、たいてい最初はみなさん「福祉なんかいらねぇや」って言うんですって。
でもだんだん、自分では限界があることを他人に手伝ってもらうことで、生活が豊かになっていき、自然と笑顔で迎えてくれるみたいですよ。

もちろん、過剰に手をお貸ししてはいけない場合もあるでしょうけど、電車で席をお譲りするとか、視覚障害者の方にお声をかけるくらい、なんてことはありません。
「けっこうです」って言われたら「そうですか」って手を引けばいいんです。

言う前から「迷惑だって言われることもあるし・・・」なんて言い訳ですし、「ただの自己満足じゃないか」って、それの何が悪いんでしょう。
誰かのためになるって、自分がスッキリするためにやるんですよ。それでいいんです。別に悪いことじゃない。
そういうのをこどもたちにももっとわかってほしいなぁ、なんて思います。

まぁ、最初はちょっと勇気がいりますけどね。あと、ちょっと恐そうなお顔の方だと、躊躇してしまうこともありますけどね(苦笑)。
by almanacforkids | 2009-11-04 19:27 | 社会のこと
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